第55回 「Covid-19によるピンチをチャンスに」

今月も、前月に次いで映画「男はつらいよ」で有名な柴又帝釈天関連です。帝釈天の後、映画に出てくる江戸川堤防及び京成電鉄柴又駅に行きました。帝釈天から徒歩5分位で江戸川の土手に着きます。河原には野球場やサッカー場が整備されていますが、看板にしたがって進むと東京側の「矢切の渡し」の標識があります。「野菊の墓」を思い出しながら、柴又帝釈天門前参道商店街を通って柴又駅へ。参道の一角には寅さんの似顔絵が飾られ、柴又駅前広場には寅さんとさくらさんの銅像があり、さくらさんは意外と小さかったです。

【矢切の渡し標識】 【参道商店街】 【似顔絵】 【柴又駅前広場の寅さん銅像】

(筆者撮影)

今回も、前号に引き続いて新型コロナCovid-19関連の話題です。
市中には、様々なCovid-19対策関連グッズが出回っています。そこで、飛沫拡散に効果があるマスクに限定し調査してみました。
特許出願及び意匠出願は未公開であることが予想されるため、実用新案に的を絞り調査しました。

9月3日時点では、10件でした。
課題は、再利用6件、長時間化1件、装着感改善1件、密着度向上1件、高機能化1件です。
出願時期が4月以降ですので、発案時期は、マスクが不足していた2月又は3月頃であると思われ、納得できます。
出願人は、中小企業が殆どですが、業種は衣料品メーカー、釣り具メーカー、病院等様々です。
実用新案登録された技術との関係は不明ですが、2社がウエブサイトでマスクをPRしています。
やはり、商品化することが事業発展の基本ですので、既に2社が商品化していることはとても好ましい傾向であると考えます。
マスクは基本技術が公知ですので、独占戦略(ライセンスを含む)もあり得、むしろ、積極的に活用して自社の独自性をアピールし、商売に結びつけるべきであると考えます。

Covid-19との戦いは今後も続くものと思われます。感染防止に関する課題は、まだまだ沢山ありますし、新たに生じると思われます。例えば、会食の場の問題は沢山あると感じます。例えば、飲食のためにマスクを外して近距離で対話している状況を見かけます。会食の場での感染防止は喫緊の課題であり、一斉にヨーイドンですので、チャンスは平等であると思われます。様々な課題に果敢に挑戦されることを期待します。

検索式
実用新案:特許請求の範囲:マスク?全文(発行日2019/01/01~2020/09/03)

以上

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