第56回 「JAXAが従来の2倍速のヘリコプターを開発」

今月から元に戻り、プチ神社のご紹介です。

台東区台東2-6に鎮座する桜稲荷神社は、現在の神田和泉町に所在した藤堂家邸内に鎮座していた稲荷神社を関東大震災後、岡本悟一氏が奉受して桜稲荷神社としたといわれています。昭和27年には京都伏見稲荷神社より分霊を勧請、鎮座したといいます。

【大通りに面した鳥居】 【社殿前鳥居】  【神額】 (筆者撮影)

 

2020年9月8日配信のyahooニュースにおいて、宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」という。)が世界最速(時速500Km/h(従来の2倍))のヘリ開発に挑む旨の記事が掲載されました。
そこで、JAXAのWebsiteを調べたところ、第2回「将来のヘリコプター」の記事がありました。(http://www.aero.jaxa.jp/spsite/helicopter/002.html
全国43のドクターヘリ拠点病院から15分以内でカバーすることを目的として時速500 Km/hのヘリコプターを開発するとのことです。これにより、拠点病院から15分以内に到達できる国土は、従来の60%から90%へ飛躍的に改善されるとのことです。ドクターヘリ以外にも、用途は多々ありそうです。
この高速ヘリコプターの原理は、下図に示すように、主に浮力を生じさせる従来のメインローター、メインローターによるトルクを打ち消すためのアンチトルク電動プロペラ、及び尾部に配置した推進プロペラからなります。推進プロペラが高速飛行の秘密のようです。メインローター、電動プロペラ、及び推進プロペラの何れも、既に実用化されている技術の組み合わせであり、近い将来、実用化可能と思われます。
早速、どのような発明があるか、調べてみました。

 [時速500Km/hヘリコプターのイメージ図]
 (各部の名称は筆者において加筆)

出所:http://www.aero.jaxa.jp/research/frontier/rotary/

[開発課題]

出所:http://www.aero.jaxa.jp/research/frontier/rotary/

実際に使われるかどうか不明ですが、下記2件の出願が見つかりました。

何れも、従来の2倍という高速飛行をするための課題解決技術です。また、何れもPCT出願であり、世界展開を睨んでいるようです。
①WO2019/069591
発明の名称:ダクテッドファン、マルチコプタ、垂直離着陸機、CPU冷却用ファン及びラジエータ冷却用ファン
概要:アンチトルク電動プロペラのブレード形状に関する発明であり、前進推力を最大にするブレード形状に関します。

[B部拡大図] [ダクテッドファン]

①WO2017/094297
ヘリコプタ、ブレード及びロータ
概要:高速前進飛行時の抵抗係数を小さくできるメインローターの形状です。

   [赤枠内が特徴]

本高速ヘリコプターが早期に実用化され、人命救助等に活用されることが期待されます。

以上