第60回コラム「起業を成功させる秘訣」

　今回は、都営地下鉄小川町駅の近くに鎮座する幸徳稲荷神社（千代田区神田小川町2-14-14）をご紹介します。本神社は、三代将軍徳川家光の乳母春日の局の後裔山城国城主稲葉丹後之守の江戸小石川中屋敷に祀られていたとのことです。現在は「幸徳稲荷神社奉信会」が維持管理しているとのことです。

2021年2月2日、アマゾン創業者のペゾス氏が同社のCEOを退任し、会長に就任する旨が発表されました。同氏は、1994年にオンライン書店をスタートさせ、宅配便からビデオのストリーミング、クラウドサービス、広告に至るまでのあらゆる分野を手がけ、アマゾン社を世界有数の企業に成長させ、No.1資産家になりした。同氏はアマゾンのスタッフ宛に文書を送り、成功の秘密を以下のように述べています。

「発明は私たちの成功の根源です。
私たちは一緒にクレイジーなことをして、それからそれらを普通にしました。カスタマーレビュー、ワンクリック、パーソナライズされた推奨事項、プライムのめちゃくちゃ速い配送、Just Walk Outショッピング、Climate Pledge、Kindle、Alexa、マーケットプレイス、インフラストラクチャクラウドコンピューティング、キャリアチョイスなどを開拓しました。
上手くいけば、驚くべき発明の数年後、それは普通になりました。
人々はあくびをします。
そして、そのあくびは、発明者が受け取ることができる最大の褒め言葉です。」

（原文：Invention is the root of our success. We’ve done crazy things together, and then made them normal. We pioneered customer reviews, 1-Click, personalized recommendations, Prime’s insanely-fast shipping, Just Walk Out shopping, the Climate Pledge, Kindle, Alexa, marketplace, infrastructure cloud computing, Career Choice, and much more. If you get it right, a few years after a surprising invention, the new thing has become normal. People yawn. And that yawn is the greatest compliment an inventor can receive.）

　また、“カリスマ主婦発明家”として知られている株式会社発明ラボックスの代表取締役松本奈緒美氏は以下を提唱しています
（https://jisin.jp/life/living/1947367/）。
【ステップ1】解消したい“不便”をノートに書き留める。
【ステップ2】家にあるもので試作してみる
【ステップ3】特許を出願する
【ステップ4】市場調査をしてから企業に売り込む
【ステップ5】メーカーと契約書を交わす

　両者とも、発明が事業成功の根源であることを明言しています。
　私たち弁理士も事業成功に貢献できることは大きな喜びです。
　起業時は、知的財産に関する知識も少ないでしょうから、弁理士を有効活用して頂ければと願っています。

以上