第122回コラム 「りらいぶ社の知財戦略について」
今回は、JR総武線「両国駅」から徒歩約8分に鎮座する榛稲荷神社(たいいなりじんじゃ)(墨田区両国4-34-11)をご紹介します。
同社は、江戸時代、「榛馬場」と呼ばれる馬術訓練場内に祀られていたとのこと。(境内石碑より)




(筆者撮影)
最近TVのCMでよく見るリライブシャツを開発した株式会社りらいぶの佐々木貴史社長の記事が日経新聞夕刊に連載されました。
同氏は、「先行者が実績を上げている事業では、価格を下げるか、商品性を改善しないと勝てません。困っている人がいる、求めている人がいる、でもそれが手に入らない。そんな分野で解決策を提供したら、事業として成功する。」と述べられています。
全面的に賛成です。事業を新規にスタートする場合、現在提供されていない商品又はサービスを提供することが成功への近道であると考えます。
これから事業を興す人は、今までは存在しない、需要者が望んでいる新しい商品又はサービスに挑戦して下さい。
同社のWebサイトには、特許第6409143号の特許証が掲載されています。(https://www.reliveshirts.com/products/medical/)
そこで、(株)りらいぶの知財を調査してみました(開発会社株式会社身体機能研究所を含む)。
特許は下表の7件が見つかりました。青色特許番号は早期審査案件。

- 意匠 26件ヒットしましたが、内6件は秘密意匠であり内容を確認することはできませんでした。
上記特許に関する形状は、意匠登録1602668号、意匠登録1602667号、意匠登録1602666号として部分意匠によって登録されています。
- 商標 出願中を含め、48件ヒットしました。リライブ、ロゴマーク、個別商品名等を出願しています。
- りらいぶ社の知財戦略は、特許及び商標を主に、意匠は補完的のように思われます。
特許では、性能面の模倣品を排除するため、分割出願を活用し、機能又は形状に着目した保護を行っています。
意匠は、性能面ではなく模倣品の輸入対策のように思われます。
スタートアップ企業には参考になる知財戦略であると思います。
以上


