第62回コラム　「特許(登録)料支払期限通知サービスについて」

　今回は、江戸三大不動の一つとされる薬研掘不動院（東京都中央区東日本橋2-6-8）をご紹介します。本院は、1585年の豊臣秀吉による紀州根来攻めの際、僧侶が不動尊像を背負って逃れ、当地に創建したことが始まりとされています。現在は、川崎大師・平間寺の東京別院となっているとのこと。敷地には、順天堂発祥之地碑、弘法大師像があります。

　今回は、特許庁が無料で提供する「特許(登録)料支払期限通知サービス」を紹介します。
　特許庁は、令和2年4月1日から特許料等の納付時期の徒過による権利失効の防止を目的に「特許（登録）料支払期限通知サービス」を開始しました。
　どのようなサービスか試し登録をし、利用出来そうか確認してみました。
　　この度、下記の通知メールを受信しました。
　　アカウント登録、案件登録とも簡単であり、最大50件迄の利用ですが、小規模事業者においては有益そうです。

　興味のある方のため、特許(登録)料支払期限通知サービスの利用法を下記します。
●　サービスの内容
　本サービスの対象は、以下の通りです。
　ア　設定登録後の特許料（第4年分以降）
　イ　設定登録後の実用新案登録料（第4年分以降）
　ウ　設定登録後の意匠登録料（第2年分以降）
　エ　設定登録後の商標登録料（後期分）
　オ　次期商標権存続期間更新登録料
●　利用法
（1）アカウント登録（https://www.rpa.jpo.go.jp/rpa-web/GP0101）
　　ア　利用規約・免責事項に同意
　　イ　アカウント仮登録
　　　①メールアドレス
　　　②パスワード
　　　③利用者分類
（2）本登録登録案内メール受信後30分以内に、記載されているURLへアクセス
　　　アカウント登録完了画面
　　　ログイン可能になる。
（3）案件登録
　　　ログイン後案件登録入力項目　法域：特・実・意・商のプルダウンメニューから選択
　　　　　　　　　　　　　　　　　登録番号：手入力
　　　　　　　　　　　　　　　　　通知期限：1～2ヶ月のプルダウンメニューから選択
（4）案件確認リスト
　　　表示された案件を確認
（5）登録
（6）メール配信
　　①通知メール　3ヶ月前（商標は6ヶ月前）
　　②再通知メール　2ヶ月前
　　③リマインドメール　登録時に設定した時期

詳細は、下記特許庁Ｗｅｂサイトにてご確認下さい。
https://www.jpo.go.jp/system/process/toroku/kigen_tsuchi_service.html

以上