営業担当Sの「ただいま知財について勉強中」
第1回 ノウハウの継承について考えてみました。

こんにちは
普段は知財関連の営業を担当している「S」と申します。

最近はお客様と面談する機会が減り、Web会議でお客様からお話を
伺うケースが増えています。
ただ、知財関連の重要な情報についてWeb会議でお話を伺うことは
中々、難しいと感じています。

そこで、今回から知財に関連する話題などをブログで随時アップ
していければと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて、今回のテーマは「ノウハウの継承」です。



企業にとってノウハウは宝物ですが宝だからこそ取扱いが難しい面が
色々ある様です。

ノウハウについては、様々なテーマがあると思いますが、
今回は、「ノウハウの継承」について書いてみたいと思います。

「ノウハウの継承」 

「ノウハウの継承」は製造業様にとっては、悩ましい問題の様です。

機械化が進み、AIなどの情報技術も進んでいる中でも、製造する物によっては、
長年製造に携わっていた担当者の勘や、指先で感じる微妙な触覚の違いなど、
様々な要因に基づくオペレーションにより、品質が大きく左右されることが多い様です。

ただ、このような「匠の技を持つ職人」の製造担当者が定年退職により職場を離れる場合、
その「匠の技=ノウハウを継承することは、非常に難しい事です。
実際に日々の業務をこなしながら、後任の方にノウハウを教えるには、時間が足りないのが実状ではないでしょうか。

多くの企業ではOJTなどの機会を利用し、このような職人技の継承が図られてますが、
現実は中々難しい様です。
そこで、これまで定期的に訪問していた(最近はコロナ渦で訪問は控えさせてもらってますが)
企業様から伺った取り組みについて、ご紹介してみたいと思います。

ご紹介する企業様でも、やはりノウハウの継承は長年の課題とされてきました。
OJTなど様々な取り組みを実施しても、中々うまく(効率的に)進まないことから、
技術継承センター(以下、センターと表記します)を設置されました。

センターでは、主に定年退職後のベテラン社員(職人さん)を講師として、
常時「ノウハウの継承」を実施されてます。
センターには製造ラインの一部を設置し、実際に製品を製造しながら、
長期的に若手社員を中心に技術の継承が行われています。
講師となるベテラン社員さんは、全国各地の製造現場から集まっているので、
講師間での匠の技術の共有や「ノウハウ」の教え方などの共有も意識されてます。

この方法のメリットとしては、
・定年退職後の方のモチベーションを保つことができること
(若手社員を育てることが大きなモチベーションにもなる)
・若手社員にとっては長期的・集中的に匠の技に触れることができること
など、習熟もOJTに比較すると早くなります。

また、センターでの共同生活や懇親会(最近はちょっと難しい状況でいたが)などを通じて、
製造に対する思想や心構えなど、ベテラン社員との交流により大きな収穫がある様です。


なお、電子公証サービスに関連する事として、
センターでは研修の現場を動画で撮影し、技術継承の方法(教え方等)を
共有化されていました。(動画を電子公証されています)

日本には、たくさんの職人の方がいて、それぞれが匠の技をお持ちです。
業種によっては、後継者自体がいないケースも多いようですが、
日本の匠の技を末永く継承してもらえればと思います。